ビルの地下にある4.5坪の小さな飲食店です。
厨房で料理を作り、客席で食事をする、というような明確な分離・二項対立を壊し、一つのちょっと大きなキッチン空間で食事しているかのような在り方を目指しました。

カウンターの天板は調理にも使われるし、同時にお客さんの食卓にもなります。天井から吊られたスチールラックはソーセージを乾燥させるという機能を担うと同時に、客席の手元照明やメニューを引っ掛けるツールでもあります。

撮影:傍島利浩